画像生成AI(Midjourney)とは?
大変な世の中になったもので、最近ではパソコンに文字を打ち込むと、そのイメージに合った画像が自動的に生成される、いわゆる「画像生成AI」なるものが市民権を得るようになりました。
先日、GPT-4(文章生成AI)を使って税務相談をするという試みを記事にしましたが、今回はその画像版ということになります。
実は、私はこの他にも音楽生成AIも使っており、こちらも機会があればご紹介したいと思います。
どんな場面で使っているの?
弊所のホームページは私が自作しているのですが、ホームページ上のアイコンやロゴ、画像などを作ったり、インスタグラムやYouTubeのカバー画像などを作るのに使っています。
お客様のなかには、CDジャケットのカバーデザインとか、イベントのフライヤーなどに積極的に使われている事例があるとお聞きしております。
いずれにしても、この分野に携わっておられるデザイナーさんのお仕事の一部は、すでにAIに置き換えられているのかもしれませんね。
実際に使ってみよう!
ここでは簡単な説明に留めますが、これをご覧頂いて興味が湧いた方は、Webで検索すれば丁寧な解説サイトをいくつも見つけることができますので、詳細はそちらで勉強してみてください。
始めるに当たって、まずは「Discord」というチャットツールをダウンロードしてアカウントを作成します。その後Midjourney公式サイトへアクセスして必要な手続きを行います。
準備が整ったら、実際にMidjourneyに描いてほしい画像のイメージを文章で入力します。たとえば「フェルメールの青いターバンの少女風のペルシャ猫」と入力して実行すると、数秒でこのような画像が生成されます。
注意点としては、入力するコマンド(プロンプト)は英語で入力する必要があるので、英語に自身のない方は予め翻訳アプリ(DeepLなど)で英語に変換すると良いと思います。
プロンプトを考えるのも面倒くさいと思われる方は、プロンプト自体をChatGPTに考えさせるという手もあります。
例えば、親子が湖の周りをサイクリングしているというイメージを思いついたとします。このイメージを以下のようにGPT-4に伝えます。
人工知能による画像生成ツールを使って「お父さんと男の子が、山間の湖の畔を自転車でツーリングしている光景を、日本の代表的なアニメーションのスタイルで作成してください」という情報に基づいて画像を生成するときに、理想的なプロンプトを英語で教えて下さい。
すると、GPT-4が次のように回答してきました。
英語でこのプロンプトを書くと次のようになります:
“Create an image in the style of iconic Japanese animation of a father and his son touring on their bicycles along the shore of a mountain lake.”
また、より詳細に指示を出す場合は次のようになります:
“Generate an image depicting a father and his son biking along a lake nestled in the mountains. The image should be produced in the style of traditional Japanese anime, characterized by vibrant colors, attention to detail, and a blend of both realistic and fantastical elements.“
青線の部分をコピーし、そのままMidjourneyに貼り付けて生成したところ、このような画像ができあがりました。
どうでしょう、びっくりしませんか?私には絶対こんなイラストは描けません。。
この技術が日々の税理士業務にどう活かせるかは正直まだわかりませんが、これから経営者となられる若い方はこういった新しい技術を当たり前に習得し、活用しているという前提で弊所に相談に来られるはずです。
そんなとき、所長の私が「わかりません」なんて事にならないよう、日々精進していきたいと思います。