所得税の全ての操作画面がスマホ表示に対応します
国税庁は9月5日のトピックスとして、「令和6年分の確定申告はスマホとマイナポータル連携でさらに便利に!」を公開しました。
国税庁ホームページの「確定申告書作成コーナー」で所得税や消費税、贈与税の確定申告書や青色申告決算書などが作成できますよ、といった内容で、一番の目玉は、令和7年1月から所得税の申告書作成画面の全てがスマホ対応になるとのことなのですが・・・まだ対応してなかったの?という感じで少しびっくりしています。
ただし、消費税及び贈与税については、スマホ対応するのは一部の画面に留まるようです。
マイナンバーカードの読み取りが不要に(ただしAndroid端末のみ)
これまでは、スマホを使って申告書を作成したりe-Tax送信をするためには、いちいちマイナンバーカードをスマホで読み取らなければならなかったのですが、これも令和7年1月から「スマホ用電子証明書」を利用することで、マイナンバーカードの読み取りが不要になります。また、利用者証明用電子証明書のパスワードはスマホの生体認証機能等を利用できるようになります。
(スマホ用電子証明書については、デジタル庁HPの特設ページを参照してください)
マイナンバーカードの読み取りがとても面倒だったので、この改正は大変ありがたいと思ったのですが、なんとAndroid端末しか対応しないとのこと・・・日本国内においては、iPhoneのシェアが6割超とダントツなのですが、なぜ対応できなかったのか不思議です。
マイナポータルと連携するとさらに楽に
マイナポータルと連携すると、確定申告書に必要な控除証明書等のデータを一括してオンラインで取得できるので、生命保険の控除証明書を紛失したときなど、再発行かかる手間がなくなります。
また、取得したデータは確定申告書の該当する項目に自動で入力されますので、生命保険料控除などの入力区分が複雑なものでも間違いなく処理することができるので、メリットは大きいと思います。